『かぞく』土田 世紀



昨年、氏が急逝したことにより未完となったショートストーリー連載。1話1話に「土田世紀節」が染みた、短いながらも奥行きのある作品集です。

土田世紀先生の『かぞく』買ってきました。単行本、出ないかもしれないと思ってたし出さなきゃダメでしょとも思ってた。店頭で手にした瞬間ちょっと泣きました。

「かぞく」を描いた短篇集。1話あたり6~10ページの短さの中に、思わず読み返してしまうような奥行きの深さがある。

土田世紀さんの最後の単行本「かぞく」未完・絶筆。親子、家族についての連作です。いつでも底辺の人々に優しい光を当てた土田世紀さんらしい、本当に素晴らしい本でした。

亡くなる直前の作品とか、こわいとかそういうのじゃなくてゾクっとする余韻の話でした。

『かぞく』を読み終えて、あぁこれで本当にもう新作は読めないんだなぁと、一年近く経ってようやく実感しました。少ないページ数の短編ほど、作家の技巧や個性が色濃く出るものなのかもしれないですね。最後まで土田世紀は土田世紀でした。ありがとうございました。

土田世紀先生の遺作「かぞく」読了。全てゴラクで読んでいたのですが、原稿の写真がデザインで所々使われていて、土田先生の筆致と息吹を感じることが出来、改めて大切な人を失ったのだと感じました。合掌。

土田世紀「かぞく」よんだ。キュッと詰まってる円熟の…。

土田世紀さんの最新作『かぞく』に涙す。第8話、第9話の続きが読みたいが、それはもう叶わない。24日は1周忌。帯には「最終作」と記されているが、単行本未収録の作品はまだあるのでは?

土田世紀先生の「かぞく」はとても良かった。底辺の切り取り方が絶妙で。あー続きが読みたかったなーもう!

土田世紀の「かぞく」購入。まあ連載途中の未完を無理やり単行本にまとめたのはありがたいけど、このページ数で800円はない。香典として自分を納得させましたが。中身の短編はすばらしいです。

土田世紀先生の最後の作品「かぞく」読了。先生の作品を読むと、何故か色々な構想が湧いてくる。心の真まで届くからだろうか。拙作「図書室~」も土田作品を読んでいて思いついたもの。最期まで変わらぬ土田節をありがとうございました。秋田県人の誇りです。

リアルタイムで追っている作家が急逝というのは、初めての体験かもしれない。土田世紀(『かぞく』ゴラク連載)は読んではいたが、追っているというほどではなかったので。しかし27って…もう読めないのか。合掌

某作家の言葉を援用するなら「高く堅固な壁と卵があって、卵は壁にぶつかり割れる。そんな時に私は常に卵の側に立つ」ような作家でした。合掌

土田世紀の遺作『かぞく』読み終え。すごい所で止まってるんだよなあ、普通に続きが読みたいw。改めて合掌。

土田世紀先生の遺作『かぞく』日本文芸社 今の時代に必要なメッセージがあると思う。 答えは決して載っていない。特に今、子供を持つ父親母親に 感じてほしい。『かぞく』を。